don 4 4灯式ハロゲン灯体にH1用のPIAA製コンバージョンキットを装着していたのですが、国内有名メーカのH1用バーナがすべてディスコンになってしまったため、中古でHID装着グレードの純正灯体を入手して換装し、そのうえで本製品を装着しました。なお、元の灯体に付いていたバーナも点灯してみたのですが、フィリップス製にもかかわらず明らかに暗く、緑色がかった発色だったため、外して調べてみるとアフター用の6700Kのものに交換してあったらしく、ルーメン値も2100程度であったため、それよりルーメン値の大きいものとしてこちらを選びました。以前のスーパーコバルト系の色味が好きだったのですが、同じ6600Kでもこちらの製品には色の名前が書かれていなかったため、PIAAさんに電話で確認してみたところ(以前出ていたPIAAセレクトの6000KがPIAA(市光系)の製造ではなく、発色も緑がかっているとの口コミを見たので)、中身は従来のスーパーコバルト相当の製品である、とのお返事をいただきましたので、安心して購入できました。発色は問合せしたとおり、点灯直後はクリアブルーで、安定するに伴ってPIAAらしい紫白色の発光に変わります。6000Kバーナによくある安っぽい水色ではなく、この色が出るだけでもPIAAを買う意味があると思います。明るさは、正直なところもう少しほしい所ではありますが、暗くて困るほどではないですね。どうも明るさの問題というより、紫が入った白色のために、アスファルト面や建物の壁などと同化しがちなことが原因かもしれませんが、前ユーザの使っていたフィリップスよりルーメン値が2割近く大きい割に明るさ感はほどほどです。暗い背景でダークカラーの服を着た歩行者なども、よく見るとちゃんと照らしているのですが、色が暗いため目立ちにくいです。右左折などの時には、視界の端に歩行者が居ないかよく気を付けるようになりました。もちろん、これは灯体のリフレクタとの相性もあると思いますが???(私の車の場合は、ハロゲン灯体+H1/5900kバーナよりも暗く、照射範囲も狭くなりました)。カットラインについては、やはりD2R/Sの共用タイプは遮光塗料がバーナに直接塗装してあるものよりボヤけますね。これはシェードの脱着式なので構造上仕方がないのでしょう。バーナ自体の品質はヴァレオというか市光製なので、純正と同等の品質で非常に安定して点灯します。交換当初、上述のとおり少し暗い気がしたときに、過去LEDヘッドで使用して品質が良かったValentiの大ルーメンバーナと交換してみましたが、色温度を下げた分明るくはなったものの、点灯後すぐにチラつきが出たり、段差路で失火したりするなど不安定で、作りもいわゆる中韓製でよく見る形状のようだったため、当たり外れがあると判断し、すぐ返品しました。とはいえ、明るいとは言えないものの決して暗くはなく、高品質かつ初期HIDのような紫白色の照射光を期待する方には唯一の選択肢ですね。プロジェクタ灯体にシェードを外して使用する分には上記のような問題も出ないのではないかと思います。また、数日使っているうちに、バーナが安定したのか見え方に慣れたのか、青みが消えて交換初期のような暗さも気にならなくなりました。マケプレやオークションで高値の旧製品を購入するのであれば、若干お安いこちらの商品でも安定後の色は同じでしたので、参考になれば???。逆に、リフレクタ式ヘッドライト(D2R)の方は、ひょっとすると旧製品(シェードではなくバーナに遮光塗装してあるもの)の方が、カットラインなどが比較的分かり易く出て使いやすい、ということがあるかもしれませんね。他に、フィリップスの大ルーメンタイプにシェードを使わないD2R/S共用の製品があるようなので、視力の劣化が進むオッサン的にはそちらを試して明るさが向上するか、だけは確認しようと思っています。ただ、明るさが劇的に変わらないor色が緑っぽい、というようなら、また本品に戻します。本品ももうディスコンなのかもしれませんが、PIAA製HIDのコバルトカラーが好きな方にはおすすめです。