ルイ・ロデレールの革命的なマルチヴィンテージ『コレクション 242』
シャンパーニュのトップメゾン、ルイ・ロデレールが「ブリュット・プルミエ」から35年ぶりにフルモデルチェンジした『コレクション 242』の販売を開始しました。
パーペチュアル・リザーヴと大樽熟成のリザーヴ計44%
コレクション242で、大きく変わったのがリザーヴワインの使い方です。ブリュット・プルミエは大樽熟成の5ヴィンテージほどを25%ブレンドしていましたが、コレクション242は2012年から継ぎ足し始めたパーペチュアル・リザーヴ34%と大樽熟成のリザーヴ10%を、ベースヴィンテージの2017とブレンドしています。
パーペチュアル・リザーヴから始めて、最後に収穫年の個性とテロワールを表現する最も若いワインを加える。ブリュット・プルミエを”ミニ・ヴィンテージ”にしようとトライしてきたレカイヨンの試みがここに結実したのです。
『コレクション 242』はノンヴィンテージとヴィンテージの中間を行くまさにマルチヴィンテージです。 ルイ・ロデレールの新スタンダード・キュヴェ。ヴィンテージやテロワールの個性が表現された唯一無二の味わい。
ブドウ栽培の北限といわれ、ブドウの完熟が難しかったフランスのシャンパーニュ地方では、生産量が多いスタンダード・キュヴェは、複数のヴィンテージワインから造られるリザーヴワインを使用し、メゾンのスタイルの一貫性を重視した味わいに仕立てるのが一般的です。しかしルイ・ロデレールでは、地球温暖化の影響と、2000年以降オーガニックやビオディナミ栽培に転換したことにより、ブドウの熟度が格段に向上し、安定的に高品質なブドウが収穫できるようになりました。
そうしたことから、ルイ・ロデレールでは、この度35年ぶりにスタンダード・キュヴェを刷新。ブレンドによりヴィンテージやテロワール毎の違いをしっかりと表現する、というコンセプトのもと、新たなスタンダード・キュヴェ、コレクションが誕生しました。
ラベルには、ヴィンテージごとに3桁の数字を表記し、創業年からのアッサンブラージュの回数をナンバリング。バックラベルにはリザーヴワインのヴィンテージ情報を記載することで、ワインの熟成や飲み頃に関する情報を伝えています。そして、初リリースとなる“242”は、2017年ヴィンテージをベースワインとしてアッサンブラージュしています。
生産者 |
ルイ ロデレール Louis Roederer
ワイン名 |
コレクション 242 Collection 242
ヴィンテージ |
NV
容量 |
750ml
解説 |
パーカーポイント: 93+点 予想される飲み頃:2021 - 2035
”Roederers Brut Premier was created in the 1980s to prove to consumers that we could deliver consistent quality with a blend that compensated for less than perfectly ripe vintages,” explains Jean-Baptiste Lecaillon. ”We were blending in pursuit of maturity, of ripeness. The concept behind the Brut Collection is the opposite: were looking for freshness?and we are embracing singularity, something were emphasizing by enumerating each years blend.” This project has been in the making since 2012, when Lecaillon set aside 21,000 liters of wine to constitute a perpetual reserve aged in large tanks without malolactic fermentation. Sourcing has evolved too: less must is coming from cooperatives, and only vineyards cultivated without the use of herbicides inform the blend. A dedicated team oversees all this, visiting every grower three times per year. And vinification is parcel by parcel to deliver a maximum of blending components. Iteration 242 is based on the 2017 vintage (56%), supplemented by 34% reserve wines from the perpetual reserve established in 2012 and 10% foudre-aged reserve wines. (September 2021 Week 4, The Wine Advocate, 24th Sep 2021)
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